超音波骨折治療とは?
一般的な骨折治療では、患部を固定し骨が自然に修復されるのを待つというものでした。超音
波骨折治療では、患部に超音波を当てることにより、細胞が活性化され、自然治癒力が高まる
ことで、骨折の治癒を促進されることがわかりました。サッカーのデビッド・ベッカム選手や
元メジャーリーガーの松井秀喜選手が骨折治療に使用したことでも注目された治療法です。
超音波骨折治療3つの特徴
1.骨折治癒期間を40%短縮
骨折治療に超音波骨折治療器「オステオトロン 」を用いることで、通常よりも、治癒までのV
期間が約40%短縮されるというデータがあります。データ上では、通常60日かかる骨折で
も超音波骨折治療を行うことにより36日程度まで短縮する事が期待されます。(効果には個
人差があります)また、超音波骨折治療は大腿骨頸部などの身体の深部にも有効で、早期治
療に活用して頂きたい治療です。
2. 1日1回、20分 超音波を当てるだけ
超音波治療にかかる時間は1回20分。骨折治療に用いられる超音波は、低出力の弱い超音波
です。1秒間に1000回という速さでパルス状にして照射することが特徴です。治療器を当
てるだけなので痛みや違和感を感じることはありません。
3. 「先進医療」に承認された医療
「超音波骨折治療法」は、2006年11月から「先進医療」に承認された治療です。健康保険
を適応することができ、少しでも早く骨折を治したいという方は、どうぞご相談ください。※
「先進医療」とは一般の保険診療レベルを超える最新の先進技術を用いた治療法として国に
認められた医療行為です。
下記の方は、使用することができません。
- ペースメーカを装着している方
- 悪性腫瘍のある方
- 阻血組織
- 皮膚の損傷部位、炎症部位
- 原因不明の急性(疼痛性)疾患の方
- 伝染性疾患の方
- 心臓に障害がある方
- その他、医師が不適当と認めた方
- 出血性素因の高い方
骨折治療後はリハビリが必要です
骨折治療後は、弱まった筋力や硬くなった関節を元に戻すために、リハビリが必要となりま
す。当院では経験豊富な理学療法士在籍しており、患者さまひとり一人の状態にあわせた、
リハビリのプログラムをご提案いたします。